抜け落ちたQSOをログに復活 ~ WSJT-Xの「ALL.TXT」ファイルに助けられた話
その日、太陽の大規模フレアの関係か、ハイバンドでいつも沢山入っているはずの局が全く聞こえてきません。
しかたなく、どこか賑わっているところはないかと見てみると唯一50MHz。ただし、国内、しかも1エリアの局のみが見えています。
うん、久しぶりに50MHzでCQ出している局長さんに呼びかけてみるかな……と、1st QSOとなる局長さんにFT8でお声がけしてみます。レポート交換で無事に73を交換したら、突然、何局もの局長さんに呼ばれはじめます。いや、ごめんなさい、私、CQは出していないんですけど……。と画面に向けて独り言。(^^;)
幸い、自分の周波数は先ほどの局長さんのとは離れていますし、周囲の局にも特に迷惑にならない位置。では、皆さんに応答していきましょう。
ただ、こうした状況に慣れていない私。そう、無線歴20数年ですが、いまだにCQもほとんど出した事がない「永遠の初心者」なので、複数の局に呼ばれると実は軽いパニックに!
「下手くそなオペレーションですみません……」と無線機とPCに謝りながら、少しずつQSOを進めていくのですが、その際、紙のログにも記入しながらということで、結構忙しいのです。
FT8、一送信14秒程度という短さが、こんな時はうらめしく感じます。
次から次へとPC画面のログ保存確認で「OK」をクリックし、ペンを取ってログノートにメモを……。
ところが、慣れないせいで、上記の作業が次第に追いつかなくなり、とんでもないことをやらかしてしまいました。
紙ログに局名だけ書き、あとRSレポートと時間は後でPCのログから転記すればいいや……というところで、誤って「×」ボタンをクリックしてしまったのです!
そう、たった今成立したQSOのログが保存されないまま次のQSOに……。
すぐに気付き焦るのですが、この時点ではまだお待ちいただいている局長さんたちの対応で手一杯。
ようやく20局の局長さんに応答して、ホッと一息。
一旦休憩。PCのスイッチを切り、1時間後。
ログを整理します。
あっ、さっきのJM1***局、もしかしてPCのログ保存、失敗しちゃったのじゃないかな?
と思いだし、まずはハムログへの転送結果を見てみると、やっぱり!
その局のデータだけが抜け落ちています。
やば!
でも、もしかしてJTAlertの方は残っているかも……。
と、こちらのadiファイルを覗いてみると
ああ、やばやば!
残っていないのです。
最後の砦はWSJT-Xのadiファイル。
こちらを見てみると
あああああ、やばやばやば!
やっぱりこちらも残っていない!!!
PCのスイッチ、切らなきゃ良かった。そしたらWSJT-Xの画面を遡って確認できたのに!
万事休すとはこのことでしょうか。
はぁ……と大きなため息。JM1***局さんに申し訳ないぞ。
でも、もしかしてeQSLやLoTWをやっている局長さんならば相手のデータからなんとかなるかなぁ……。あ、いや、まてよ。
たしか、WSJT-Xって、単にログデータだけでなく、自分の送受信のデータを全部保存してくれているんじゃなかったっけ!?
と思いだし、WSJT-Xのログ保存がされているフォルダーを覗きます。
ここにありました!
(アイコンは私のPCで関連づけされたソフトの
ものですので、皆さんの環境では異なります)
場所は通常のWSJT-Xのログが入っているのと同じフォルダー。つまり、
C:\Users\****\AppData\Local\WSJT-X
です(アスタリスクはみなさんの環境で異なります)。
で、覗いてみて、一番データの大きいファイルがそうにちがいありません。ふむふむ。「ALL.TXT」というファイルは突出してサイズがでかいぞ。
そして、エディターでそのファイルを開いてみると……。
あった!
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2405**_**5315 50.313 Rx FT8 0 0.1 2845 JA1AIM JM1*** PM95
2405**_**5330 50.313 Tx FT8 0 0.0 573 JM1*** JA1AIM +00
2405**_**5345 50.313 Rx FT8 2 0.1 2845 JA1AIM JM1*** R-05
2405**_**5400 50.313 Tx FT8 0 0.0 573 JM1*** JA1AIM RR73
2405**_**5415 50.313 Rx FT8 1 0.1 2845 JA1AIM JM1*** 73
(一部アスタリスクで伏せ字にしています)
*****************
良かった!
ここから無事に抜け落ちたログデータを作成することができました。
助かりましたが、今後、自分でデータを記録する際の技術を向上させなければ、と改めて実感した出来事でした。














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