FT8のおかげでHF運用を15年ぶりに復活!~ FT8を始めるまでを固定ページの記事にしました
WARCバンドに出ることができると
FT8での世界がさらに広がります!
このブログを以前のURLから長くご覧の方はご承知のように、東京都の京王線、調布駅前から仙川駅近くに同じ市内を引っ越したのをきっかけに、以来15年間、HFでの運用をあきらめていました。
見晴らしの良い所に引っ越せたのでVHFやUHFでの運用はずいぶんと改善されたのですが、2つの点で、HFではマズいことがありました。
1.集合住宅で良好なアースが取れなかったこと
アパマンハムとしては大きなアンテナの設置は無理。そうなると、どうしても釣り竿アンテナ+アンテナチューナー、あるいはモービルホイップなどでの運用となり、アースが絶対に必要になります。それまでの集合住宅はベランダのエアコン設置用の棚が鉄筋に直結しているようで、そこにアースを取り付けることで良好に運用ができていました。ところが、新居の集合住宅は残念ながらそのような場所がなく、アースを取れない状態だったんです。
2.盛大な生活ノイズがあったこと
これは想定外でした。引っ越しを決める前、短波ラジオを現地に持ち込んでノイズについても一応調べたのですが、実際に暮らし始めると大きく違っていました。HF帯ではほとんどすべての周波数で原因不明の生活ノイズに見舞われ、強力な局の電波もノイズに埋もれがちという状況でした。
そんな状況ですので、それまでのアンテナチューナーと釣り竿という組み合わせのアンテナは使えなくなり、仕方なくホイップアンテナで探したところ、ようやくノンラジアルのHFアンテナを見つけて購入。確かにアースをとらなくてもSWRは各バンドで見事に下がっています。ノイズレベルも低く抑えてくれて、受信は重宝したのですが、肝心の送信ではほとんど電波が飛ばず、国内7MHzのSSB、ご近所さんをのぞき、同じ1エリア以外、国内ですら殆ど交信ができないというありさまでした。
ですから、HFの運用をあきらめざるを得なかったんです。
ところが数年前からFT8などのデジタルモードが広がり始め、一筋の光明が見えてきます。
そう、ノイズに強いFT8。これなら、もしかしていけるのではないかと踏んだのです。
サラリーマンを定年退職して、これから時間ができる……、というタイミングでもあり、ちょうど良いかも!と思ったのです。
ところが、実は逆で、退職後は自営業で忙しい毎日を送るハメになり(特に土日が忙しいのです)、FT8デビューをしばらく延期していたのですが、この春になってどうにか、平日に時間ができはじめました。
そこで、あるとき、思い切って(意を決して&がんばって)FT8を導入。幸い将来をにらんで2年前にFT8に対応しているiCOMのIC-705を手に入れていたのは助かりました。
すると、いままでの「飛ばない」アンテナでも、トータル1~2時間の運用で国内全てのエリアと7MHzでQSOができてしまいました!まさかこんなに短時間で「AJD」完成とは!
これは凄い!!!と興奮して小躍りし、夜は祝杯の大宴会をXYLとともに……。(^^)
そう、HF、15年ぶりに復活できたのです。
そうなると、次に狙うは海外です。
そして、アンテナをノンラジアルではない別のマルチバンドホイップアンテナに買い替え、さらにカウンターポイズをとりつけるなどした結果、海外の局ともQSOできるようになり、「FT8での初」海外局とのQSOからわずか21日目には50番目のエンティティーとQSO。もしかしたらいつかはDXCCも狙えるかも!(って、ここから先が大変なのでしょうが)
今現在は、のんびりと仕事の合間にFT8を楽しむ毎日となっています。
そして、それだけでなく、実はSSBでもHFが復活。
本当にありがたいことになりました。
さて、ではどのようにして、無線復活組で浦島太郎状態の私が、しかも、ノイズまみれの弱小アパマンハムという条件でFT8での運用を実現させたのか。
自分自身の備忘録も兼ねて、固定記事に書いてみました。
https://ja1aim.hanadakeikichi.jp/2023-ft8-memo/
定年退職後のFT8導入記(備忘録)
私のように60代で、定年退職後の楽しみとしてこれからFT8を始める方もいらっしゃると思います。
よろしければぜひ、参考になさってみてください。
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