１ドル紙幣はどこで手に入れる？
これを何処で手に入れるのか……
アマチュア無線の世界では、かつて使われていたIRCがあまり使われなくなり、１ドル紙幣が幅を利かせているようです。アマチュア無線を再開して気付いたことの一つです。
先日、以前の職場の同僚Ａさんと久しぶりに会って話をしていました。
彼、私と同じアマチュア無線の再開組であり、昨今、かなりハマっているとか。
その中で、こんな一言がＡさんの口から出てきました。
「ねぇ、１ドル紙幣って、今時、どうやって手に入れればいいの？」
ああ、QSLカードの話だな……。
彼は最近になって海外とのHFでの交信を始めた人。
さっそくQSLカードを得るのにDIRECTで……、となったようです。
eQSLやLoTWを以前に勧めたことがあるのですが、「パソコンやネットは苦手だから」と頑なに拒否。我々の世代はアナログとデジタルのギリギリ境界線上なので、そういう人も多いです。
確かに、今時は悩むかも……。
自分はまだ今のところ海外との交信ではeQSLやLoTWをメインにしているので１ドル紙幣なんて縁がありません。DXCC100まではそれで大丈夫だったんです。ただ、今後DXCCをさらに進めていくためにはきっと必要になるのでしょうが、まだ、今の段階は大丈夫。
とりあえず、昔海外旅行から帰ってきてそのままタンスの中にしまい、眠っている１ドル紙幣数枚を個人的に彼に両替してあげても良いのだけど、それじゃ足りないよね。
東京の都心であれば、いくらでも両替できる場所はあるのでしょうが、都心を離れると、ちょいと心許ないところがあります。Ａさんは都心からはかなり離れた場所に住んでいます。
おしゃべりの最中に、彼のために（＆将来の自分のためにも）スマホでネットを検索してあげます。すると意外な事実が判明します。
以前は確か全国津々浦々にある郵便局で両替をしていました。ところが、ネット情報によれば、郵便局での外貨両替サービスは３年ほど前に終了しているというのです。
ではどうする？
大手銀行の場合、支店によっては、外貨両替のATMがあるという情報がネットにあります。
おっ！これを教えてあげよう！と思ったのですが、実際のATMでの操作方法が動画であったので、それを見てみると、紙幣の種類が自由に選べないかも。
うーん、１ドル札だけが欲しいという場合、これはダメかな……。
職場でお世話になったＡさんの悩みをぜひ解決してあげたい！と、親切なAIM。
そこで、さらに支店の多い大手の質屋さんのサイトを覗きます。ところが、在庫がない場合が多いので電話で要確認とあります。半分将来の自分のためとも思っているAIM、おせっかいにもAさんの住んでいるエリアの店舗に電話をかけてみます。すると、「当店では在庫はありません」とのつれない答え。
では、ネット通販では？と思いつき、ネットでの大手サイトにアクセスしますが、そちらも在庫なしのため、取り扱い中止。
意外と、大変なんですね！
一緒にネットを見ていた友人もため息です。「やっぱりネットの時代だから、eQSLを始めるかな……」
「そうそう、絶対それが良いよ！」と、チャンスとばかりに勧めるのですが、本気で乗ってくる気配はありません。
まぁ、乗りかかった船。最後にチケットショップは？と、検索。
そこで、ひっかかった「Jマーケット」。
こちらはかなり積極的に外貨の扱いを出しています。
しかも、支店も多く友人の住む街の近くにも。
ということで、サーチは終了。
本当は彼がeQSLやLoTWを始めてくれるのも期待したのですが……。
数日後、Ａさんから連絡がありました。
その「Jマーケット」で無事に両替出来たそうです。手数料もリーズナブルだったということで満足そうでした。
うーん、余計なお節介しちゃったかな。
デジタル難民をある種、救ったことにはなるけど、ＡさんのこれからのDXライフを考えると、逆に邪魔しちゃった面もあったかも……。
そんな複雑な思いとなった経験でした。(^^;)
