困った事態からの逆転の発想で「雨の日は国内QSO!」という楽しさを知る
タイトルをご覧になって「何で?」と思われるかも知れません。
今日の東京は雨。実は……、
当局はアパマンハム。ベランダにコメットのUHV-10というマルチバンドのホイップを設置して普段50Wでの運用をしています。
昨年2度目のカムバックを果たしてFT8で海外QSO中心の日々を過ごしていますが、このアンテナ、FT8であれば、ほぼ世界中に電波を届けてくれる優秀な性能を持っています。
すでに1年近く経ちますが、155カ国とQSOできています。サイクル25の恩恵もありますね!
ただし、SWRの調整はシビア。ミリ単位の調整が求められ、しかも、SWRが下がる範囲がごく狭いのです。私のように、FT8という周波数が各バンドともに固定されているモードでの活動がメインであれば、それで十分なのですが。
しかし、せっかく調整しても、困るのは雨!
雨が降り始めると、各バンドともSWRが悪化します。
そこでリグの内蔵チューナーを使ってみるのですが、時に、それでは調整しきれないことも。
そうなると、今度は外付けのチューナーを使います。我が家ではコメットのCAT-300を使っています。とても優秀なチューナーですが、オートチューナーではないのでバンドを切り替えるごとに調整するのはちょいと面倒。
さらに、これが一番困るのですが、他のバンドはこの組み合わせで大丈夫でも、7MHzの7.074MHzだけはダメなんです!
そう、外付けチューナーと内蔵チューナーを使ってもSWRを下げきれない!
これは当初、戸惑いました。
雨の日は7MHzで無線をするなってこと?(-_-;)
ということで、本当に雨の日は無線をしていなかったんです!
ところが、捨てる神あれば拾う神あり!
あるとき、ふと、7MHzの国内QSO用の周波数ってどうだろう?と思い、念のため、周波数を7.041にあわせてみます。とはいえ、アンテナは7.074で調整していますから、普段はまったくSWRが下がらずに使い物にならないのですが……。
内蔵チューナーのスイッチを入れてみたら……。
あれ?
ストンと下がるじゃないですか!
SWRは1.0。
外付けのチューナは必要ないんです。
本当?
狐につままれたとはこのことでしょうか?
雨のマジックですねぇ……。
そして、実際に数局と無事にQSO。当局の電波、しっかりと届いているようです。
普段は使えないはずの国内FT8が使える!!!
これは驚くと同時に大喜びです!
人生って、こういうことありますよね。
自分にとってマイナスなことが起きたりしても、それを補う何かが生まれる……。
う~ん、アマチュア無線はまさに人生なり……。
ま、それは大げさですが(笑)、そういうわけで、慣れない周波数での運用、色々と皆さんにご迷惑をかけているかもしれませんが、これからも雨の日にはポツポツと出てきますので、どうぞよろしくお願いいたします!m(_ _)m
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